2020.09.07
イベントブログ
こんにちは。福山市沖野上町花屋グリーンポットふじたにのNです。台風の被害大丈夫でしょうか?福山市では少し風はあるものの大きな被害はなかったのではないかと思いますが、大変な思いで過ごされてる方も多いと思います。息子の住む山口市では朝から停電と断水だそうで…どう暮らしているのやらわかりませんが体が無事なら何とかなると思うようにしています。
大学生活4年目で初めて色々心配した春から夏でした。ただあまり心配すると、その思いが悪いほうに引っ張るということを聞いて、「大丈夫!!」って思いながら暮らしています。不自由な暮らしの中で発見することも色々あると思います。
先日のNHK文化センター福山でのレッスンはチューテの形の器をデコパージュして可愛いブーケを作りました。チューテとは円錐形、三角錐の形のことで、ドイツでは果物を入れたり子供がお菓子を入れるのに使う三角形の袋のことをさすようです。フラワーデザインでは、花束やブライダルブーケに使ったりアレンジメントでも幅広く使います。
そしてデコパージュですが、フランス語の「切り抜く」という語を語源としていて、17世紀頃フランスで始まった装飾工芸と言われてるそうです。
好きな柄のペーパーを切り取り専用糊で張ってオリジナルの小物や家具などを作ります。これは専用のペーパーもありますがペーパーナプキンが柄も豊富でよく使われています。木やプラスチック、布までもできます。インスタグラムで検索すると石鹸や子供さんの上履きが可愛くデコパージュされてる写真が上がってますね。フラワーデザインでは葉物を張り付けることもありますが今回はデコパージュでデコレーションしました。
このチューテの中に、今回は使いませんでしたがお花を挿すために作られたホルダーのようなものがあります。19世紀頃のフランスではお出かけにはブーケは欠かせないアイテムだったらしくこのようなホルダーにブーケを入れて持ち歩いたそうです。花束にしたものを金具で留めるブーケホルダーもあります。
日本ではブーケといえば花嫁の持つ花のイメージですがヨーロッパの古い絵画を見るとよくブーケを持った女性が描かれています。お花は女子の必須アイテムだったようですね。花の種類やホルダーや花瓶が気になって目がそこにばかりいってしまいます。皆さんも時にはフラワーデザイナーの気分で絵画を見るといつもとは違った世界が見れるかもしれませんね。
ホルダーのお話はこのくらいにしてレッスンのブーケのお話を。まだまだ暑い時期なので、このままドライフラワーになるものをと考えてお花はアナベルとカスミ草にしました。
これからの季節にはいいかとワインレッドのお花のデコパージュでも相性はいい感じです。
壁掛けにできるようにリボンを付けたので色んな所に飾れます。お花も沢山でなくても1本でも素敵に飾れると思います。お花のある暮らしはいいですよね。
9月のワークショップではこのデコパージュという技法を使って鉢植えの鉢カバーを作ります。好きな柄でオリジナルを作ってみてくださいね。
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